再生医療クリニックの選び方|厚労省認定基準と信頼できる施設を見極めるポイント

再生医療クリニック選びで知っておきたい基本のポイント
膝や腰の痛みで再生医療を検討される方が増えています。自由診療となるケースが多く費用面の負担もあるため、施設選びは慎重に進めたいところです。本記事では、厚生労働省への届出制度や、信頼できるクリニックを見極める客観的な判断基準を、整形外科の視点から整理しました。納得して治療を選ぶための一助としてご活用ください。
この記事の要点まとめ
- 再生医療を提供するクリニックは、再生医療等安全性確保法に基づく厚生労働省への届出受理が前提となる
- 信頼できる施設選びには、エコー診断・リハビリ体制・費用説明・複数治療の提案力を確認することが参考になる
- 当院は第3種再生医療等提供機関として、PRP治療・体外衝撃波・リハビリを組み合わせた体制を整えている
目次
- 再生医療を提供する医療機関が遵守すべき「国の安全基準」と届出制度
- 信頼できる再生医療クリニックを見極める4つの客観的判断基準
- 安全性と機能改善を一貫して追求するMTXスポーツ・関節クリニックの医療体制
再生医療を提供する医療機関が遵守すべき「国の安全基準」と届出制度
再生医療は「再生医療等安全性確保法」によって、提供する医療機関に厳格な手続きが課されています1。患者さまが安心して治療を検討するためには、まず該当の医療機関が国の基準に沿っているかを確認することが第一歩です。
「再生医療等提供計画」の届出有無を厚生労働省のHPで確認する方法
医療機関が再生医療を提供する際は、認定再生医療等委員会の審査を経たうえで、厚生労働省へ「再生医療等提供計画」を提出する必要があります1。受理された医療機関の一覧は厚生労働省の公式サイトで公開されており、一般の方でも客観的に確認できる点が大きな特徴です。クリニックのHPに「届出受理番号」や「第○種再生医療等提供機関」と明記されているかも、確認したいポイントの一つといえます。
再生医療の「分類(第1種〜第3種)」とそれぞれの特徴
再生医療等は、使用する細胞の種類やリスクに応じて第1種(ヒトに未実施で高リスク)、第2種(体性幹細胞等を用いる中リスク)、第3種(リスクが比較的低い細胞加工物を用いる)の3区分に分類されます12。関節の痛みに用いられるPRP(多血小板血漿)療法などは主に「第3種再生医療」に該当し、提供機関は所定の手続きを経て届出を受理されている必要があります。分類ごとに必要な審査プロセスが異なるため、受ける治療がどの区分かを事前に説明してもらうとよいでしょう。
信頼できる再生医療クリニックを見極める4つの客観的判断基準
国への届出はあくまで前提条件であり、それだけで医療の質や患者さまの満足度を判断することはできません3。ここでは、自由診療での慎重な選択に役立つ4つの実践的なチェックポイントを整理します。
エコー(超音波)等を用いた精密な事前診断が行われているか
再生医療を検討する際にまず重要なのは、痛みの原因組織を丁寧に評価する事前診断です。レントゲンだけでは把握しにくい軟部組織(腱・靭帯・滑膜など)の状態を、エコー(超音波)でリアルタイムに観察できる体制があるかを確認しましょう。注射治療の精度にも関わるため、画像診断機器の整備状況は確認をおすすめします。
治療後の機能回復を支える「リハビリテーション体制」の有無
組織の修復を促す治療を受けた後は、関節や筋肉を正しく動かす運動療法(リハビリ)の併用が機能面のサポートにおいて重要とされています3。理学療法士など専門スタッフによる個別のリハビリプログラムが院内で提供されているかは、長期的なサポート体制を判断するうえで欠かせない要素です。
治療に伴う費用、期待できる効果と限界についての丁寧な事前説明
メリットだけを強調するのではなく、費用の総額、期待される効果の範囲、注射部位の腫れや痛みといった一時的な影響、そして治療の限界についても率直に説明する姿勢があるかを確認しましょう。納得がいくまでカウンセリングに時間をかけてくれる施設は、患者さま本位の医療を心がけている目安となります。
複数の選択肢(再生医療・ハイドロリリース・物理療法)を提示できるか
再生医療一辺倒ではなく、ハイドロリリース、注射を伴わない体外衝撃波治療、運動療法など、状態に応じて柔軟に提案できる医療機関が望ましいといえます。選択肢の幅は、患者さま一人ひとりに合わせた治療設計のための土台となるからです。
安全性と機能改善を一貫して追求するMTXスポーツ・関節クリニックの医療体制
当院は、国の届出基準に準拠した医療提供体制のもと、再生医療とリハビリを組み合わせ、痛みの原因へ多角的にアプローチすることを目指しています13。ここでは当院の特徴をご紹介します。
厚生労働省へ届出済みの「第3種再生医療等提供機関」としての信頼性
MTXスポーツ・関節クリニックは、再生医療等安全性確保法に基づき厚生労働省へ届出が受理された第3種再生医療等提供機関です。認定再生医療等委員会による審査を経た計画のもと、所定の管理体制で再生医療をご提供しています。
PRP治療や歯髄幹細胞上清液治療といった先進的な選択肢
当院では薬で症状を抑えるだけでなく、再生医療を活用することで痛みの原因に対するアプローチを行っています。患者さまご自身の血液を用いるPRP治療に加え、乳歯の歯髄を使用した幹細胞上清液治療(局所注射・点鼻・点眼・点滴の4つの投与法から選択可能)など、症状やお悩みに合わせた選択肢をご用意しています。
エコー診断・体外衝撃波を用いた精密なアプローチとリハビリの並行
当クリニックでは、エコーによる詳細な評価で痛みの原因を見極めたうえで、注射を伴わない体外衝撃波治療もお選びいただけます。さらに、医師の診察・評価に基づいた運動療法プログラムを、理学療法士やMTXトレーナーと二人三脚で進められるのが当院の強みです。再生医療・リハビリ・トレーニングまで一か所で完結する体制を整え、機能面の回復と再発しにくい身体づくりをサポートしてまいります。
参考文献
1. 厚生労働省. https://www.mhlw.go.jp/
2. 日本医療研究開発機構(AMED). https://www.amed.go.jp/
3. 日本医師会. https://www.med.or.jp/
2011年 横浜南共済病院
2013年 神奈川県立こども医療センター
2015年 横浜掖済会病院
2016年 Dr.KAKUKOスポーツクリニック
2023年 MTXスポーツ・関節クリニック 院長
日本整形外科スポーツ医学会
日本臨床スポーツ医学会
日本小児整形外科学会
日本整形外科学会認定専門医(第122753号)
医学博士
日本スポーツ協会認定スポーツドクター
2017年〜自転車競技日本代表チームドクター
