x

ご予約

診察・リハビリ日程

肥満が引き起こす膝痛・腰痛など健康障害とは?肥満症を解消するメディカルダイエットを解説

肥満が引き起こす膝痛・腰痛など健康障害とは?肥満症を解消するメディカルダイエットを解説

NEW ケアプログラム

最近、体重増加や肥満が気になり始めていないでしょうか。なかには、肥満によって起こりうる健康被害について心配になる方もいるでしょう。

本記事では、肥満の概要や肥満症がもたらす健康障害、メディカルダイエットについて解説します。

肥満症を放置すると、健康を損ない、生活の質が下がる可能性があります。自身の体重や体型が気になる方は、放置することなく、メディカルダイエットを検討してみてください。

目次

肥満とは

お腹を気にする画像

肥満とは、体重が重い状態です。日本では、体格指数(BMI:Body Mass Index)が25kg/m²以上の状態を指します。

BMIは、以下の計算式で求められます。

BMI(kg/m²)=体重[kg]÷身長[m]²

なお、日本肥満学会では「肥満度分類」について以下のとおり定義しています。

BMI(kg/m²) 判定WHO基準
BMI<18.5 低体重Underweight
    18.5≦BMI≦25.0 普通体重Normal range
25.0≦BMI≦30.0  肥満(1度)Pre-obese
30.0≦BMI≦35.0  肥満(2度)Obese class I
35.0≦BMI≦40.0  肥満(3度)Obese class II
40.0≦BMI  肥満(4度)Obese class III

たとえば、身長170cmで体重75kgの方のBMIは、75kg÷(1.70m×1.70m)=25.95になるため、肥満(1度)と判定されます。

ただし、BMIは身長と体重から単純計算された値になるため、筋肉質や脂肪過多といった情報までは区別できません。

また、BMIは標準値であっても、筋肉や骨と比べて脂肪が多い(体脂肪率が高い)方もいます。

そのため、BMIはあくまでも「目安」として測定値の増減の傾向を把握しておきましょう。

参考:

厚生労働省|肥満と肥満症

https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/metabolic/m-05-009

厚生労働省|肥満と健康

https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/food/e-02-001

日本肥満学会|肥満症治療と日本肥満学会が目指すもの 表1−3肥満度分

https://www.jasso.or.jp/data/magazine/pdf/medicareguide2022_05.pdf#page=2

肥満と肥満症の違い

人差し指をさす医者の画像

肥満は、脂肪組織に脂肪が過剰に蓄積した状態であり、BMIが25kg/m²以上の状態です。

一方で、肥満症は肥満に起因・関連する健康障害を合併するか、その合併が予測され、減量を必要とする疾患を指します。

肥満症の定義は、BMIが25kg/m²以上であり、以下の健康障害がある状態です。

  • 耐糖能障害(2型糖尿病・耐糖能異常など)
  • 脂質異常症
  • 高血圧
  • 高尿酸血症・痛風
  • 冠動脈疾患
  • 脳梗塞・一過性脳虚血発作
  • 非アルコール性脂肪性肝疾患
  • 月経異常・女性不妊
  • 閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群
  • 運動器疾患
  • 肥満関連腎臓病

また、上記の合併症が1つ以上あるか、健康障害を起こしやすい内臓脂肪型肥満(腹囲が男性:85cm以上、女性:90cm以上)と診断される場合、肥満症となります。

さらに、BMIが35以上の場合は、高度肥満症となります。

参考:

本肥満学会|肥満症治療と日本肥満学会が目指すもの 表1−2肥満に起因ないし関連する健康障害

https://www.jasso.or.jp/data/magazine/pdf/medicareguide2022_05.pdf#page=1

日本肥満学会|あなたの肥満、治療が必要な「肥満症」かも!? 肥満 肥満症

https://www.jasso.or.jp/contents/wod/index.html

肥満症がもたらす健康障害

考える女性の画像

肥満になると、以下の健康障害をもたらすリスクがあります。

  • 運動器疾患
  • 耐糖能障害(2型糖尿病・耐糖能異常など)
  • 脂質異常症
  • 高血圧
  • 高尿酸血症・痛風
  • 冠動脈疾患
  • 脳梗塞・一過性脳虚血発作
  • 非アルコール性脂肪性肝疾患
  • 月経異常・女性不妊
  • 閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群
  • 肥満関連腎臓病

それぞれの疾患について詳しく解説していきます。

運動器疾患

医者に相談する女性の画像

肥満は、関節や骨格への慢性的な負担を増大させ、変形性関節症などの運動器疾患の主なリスク因子とされています。体重が1kg増えると膝には約3〜4kg分の圧力が加わるともいわれ、肥満状態が続くと関節軟骨の摩耗が進行しやすくなります。特に膝・腰・脊椎への影響は大きく、変形性膝関節症や変形性腰椎症などの発症リスクが高まります。

治療・予防の第一歩は、適正体重への減量と運動療法です。ウォーキングや水中運動などの関節に負担をかけない有酸素運動を定期的に行うことで、関節周囲の筋肉が強化され、痛みの軽減や可動域の改善が期待できます。痛みが強い場合は、医師や理学療法士の指導のもとでストレッチや体幹トレーニングを行うことが推奨されます。

肥満による整形外科的疾患としては、以下の3つが挙げられます。

  • 変形性脊椎症
  • 変形性腰椎症
  • 変形性膝関節症

それぞれ詳しく解説します。

参考:

日本肥満症予防協会|肥満と整形外科的疾患

https://himan.jp/column/diseases/010.html

変形性脊椎症

変形性脊椎症とは、脊椎(背骨)の変形によって引き起こされる病気です。加齢や過度の負荷によって脊椎が変形し、痛みや運動障害を引き起こします。

椎間板や関節の変性(すり減り)が原因で骨の突出が起こり、脊髄や神経を圧迫することで以下の症状があらわれます。

症状の段階主な症状備考
初期段階首の痛みやこり無理をしなければ日常生活に支障はない
中期段階肩や腕のしびれ・痛み痛みが気になり、長時間の活動が困難
進行段階手足の動きが鈍くなり、動作がしにくくなる歩行が困難になり、日常生活に大きな支障が出る

変形性脊椎症を診断するために必要なのは、問診や視診、X線検査やMRI検査、CT検査などです。骨の変形や神経の圧迫状態などを確認し、適切な治療方法を検討します。

変形性脊椎症は、軽度から中等度の場合、保存的治療が基本です。痛みや症状を和らげることを目的として、以下の治療法が選択されます。

主な治療法主な目的具体例
薬物療法炎症の抑制、痛みの軽減筋弛緩薬、消炎鎮痛薬、神経障害性疼痛治療薬
運動療法姿勢改善、柔軟性向上、筋力強化ウォーキング、ストレッチ、体幹トレーニング
物理療法疼痛緩和、筋緊張緩和、血行促進電気療法、温熱療法、牽引療法

参考:

信愛会 脊椎脊髄センター|変形性脊椎症

https://s-shinaikai.jp/media/show/71#

変形性腰椎症

変形性腰椎症とは、腰椎の変形によって引き起こされる病気です。

腰椎を構成する椎骨や椎間板、椎間関節などに長期間負荷がかかって変形することで、腰痛や足の痛み、しびれなどの症状があらわれます。

変形性腰椎症は、一般的に中高年以降に多くみられる疾患です。とくに50歳代から発症頻度が高くなり、年齢とともに増加傾向にあります。

椎骨や椎間板、椎間関節などに負荷がかかる要因としては以下のとおりです。

  • 遺伝的な要因
  • 喫煙による血行不良
  • 肥満による腰への過度な負担
  • 長時間のデスクワークや運転
  • 重いものを持ち運ぶ仕事やスポーツ

上記が複合的に絡み合うことで、腰椎の変形が進みやすくなります。

変形性腰椎症の症状は、以下の段階によって異なります。

症状の段階主な症状備考
初期段階こわばり、腰の鈍痛、動作開始時の痛み無理をしなければ日常生活に支障はない
中期段階足のしびれ、持続的な腰痛痛みが気になり、長時間の活動が困難
進行段階強い腰痛、安静時の痛み、間欠性跛行(しばらく歩くと足に痛みやしびれ、脱力感が生じて歩けなくなり、少し休むとまた歩けるようになる)歩行が困難になり、日常生活に大きな支障が出る

変形性腰椎症を診断するために重要なのが、画像検査です。X線検査やMRI検査、CT検査などで骨の形態や構造、軟部組織を評価します。その結果、変形性腰椎症の可能性や重症度、他の疾患との鑑別などを検討します。

変形性腰椎症の治療は、手術をしない保存的治療が基本です。痛みを和らげ、炎症を抑制し、日常生活の質を維持・向上させることを目的として、以下の治療法が選択されます。

主な治療法主な目的具体例
薬物療法炎症の抑制、痛みの軽減筋弛緩薬、消炎鎮痛薬、神経障害性疼痛治療薬
運動療法姿勢改善、柔軟性向上、筋力強化ウォーキング、ストレッチ、体幹トレーニング
物理療法疼痛緩和、筋緊張緩和、血行促進電気療法、温熱療法、牽引療法

参考:

足立慶友整形外科|変形性腰椎症の症状と経過 – 日常生活での注意点
変形性腰椎症の症状と経過 – 日常生活での注意点

変形性膝関節症

変形性膝関節症とは、膝関節の軟骨がすり減る病気です。

膝関節は、太ももの骨である大腿骨と、すねの骨である脛骨、お皿の骨である膝蓋骨の3つで構成されています。

これらの骨の表面は関節軟骨と呼ばれる弾力性のある組織で覆われています。また、関節全体は関節包と呼ばれる袋で包まれており、その内側は滑膜で覆われています。滑膜からは関節液(関節の栄養源)が分泌される仕組みです。

変形性関節症は、主に関節軟骨が長年にわたってすり減ることで発症します。

軟骨がすり減ると、クッション機能が下がり、骨同士がこすれ合うようになります。その結果、滑膜に炎症が生じ、痛みや腫れなどの症状があらわれます。

炎症が続くと、関節液が過剰に分泌され、関節水腫(膝に水がたまる状態)になることもあります。

さらに症状が悪化すると、骨棘と呼ばれるトゲのようなものができたり、骨そのものが変形したりして痛みが強くなります。

変形性膝関節症の主な原因は、肥満と加齢です。体重が増加すると、膝関節に直接的な負担がかかります。

また、年齢を重ねていくと、関節軟骨の水分量が減少し、弾力性が失われていきます。

さらに、膝周りの筋力も低下しやすくなり、関節を支える力が弱まるため、軟骨への負担が増えていきます。

過去の怪我や関節リウマチ・痛風などの病気、O脚・X脚などの骨格の問題などでも軟骨のすり減りが起こることがあります。

変形性膝関節症は、以下の進行度によって症状が変わります。

進行度痛みの状況備考
初期段階こわばり、動作開始時の軽い痛み日常生活に支障はないが、違和感がある
中期段階階段昇降時や歩行時の強い痛み正座などの一部の動作に制限が出る
末期安静時や夜間における激しい痛み歩行が困難になり、日常生活に支障が出る

変形性膝関節症を調べるためには、医師による問診や視診、触診の他にX線検査やMRI検査、関節液などの検査が必要です。なお、変形性膝関節症の治療法は保存療法と手術療法の2つに分かれます。主な保存療法は以下のとおりです。

主な保存療法主な目的具体例
生活習慣の改善膝への負担軽減減量、動作の工夫
運動療法可動域改善、筋力強化ストレッチ、筋力トレーニング
薬物療法炎症抑制、痛みの緩和内服薬、外用薬、関節内注射

手術療法としては、以下が挙げられます

  • 関節鏡視下手術:関節鏡を使用して関節内を掃除する
  • 高位脛骨骨切り術:骨を切ってO脚などを矯正する
  • 人工膝関節置換術:傷んだ関節を人工の関節に置き換える

参考:

足立慶友整形外科|膝の変形関節症とはどのような病気なのか
膝の変形関節症とはどのような病気なのか

耐糖能障害

耐糖能障害とは、インスリン(膵臓から出る体内ホルモン)がうまく機能しなくなり、血糖値が正常よりも高くなる状態です。

耐糖能障害や2型糖尿病の診断基準は、以下のとおりです。

検査正常耐糖能障害糖尿病
空腹時血漿血糖値(mg/dL[mmol/L])<100(<5.6)100~125(5.6~6.9)≧126(≧7.0)
経口ブドウ糖負荷試験(mg/dL[mmol/L])※2時間後の血糖値<140(<7.7)140~199(7.7~11.0)≧200(≧11.1)
糖化ヘモグロビン(HbA1c)(%[mmol/mol])
※HbA1cとは、赤血球のヘモグロビンと血糖が結合したもの。高血糖状態が持続することで形成されやすくなる。
<5.7(<39)5.7~6.4(39~46)≧6.5(≧48)

なお、下記のいずれかに当てはまるか、HbA1c≧6.5%の場合に「糖尿病型」と判定されます。

  • 空腹時血糖値≧126mg/dL
  • 75g経口糖負荷試験において2時間値≧200mg/dL
  • 随時血糖値≧200mg/dL

また、下記の条件を満たす場合は「正常型」と判定されます。

  • 空腹時血糖値≦110mg/dL
  • 75g経口糖負荷試験において2時間値≦140mg/dL

糖尿病型と正常型のいずれにも該当しない場合は「境界型」と判定されます。

血糖値のみが糖尿病型の場合、口渇・多飲・多尿・体重減少などの典型的な糖尿病の症状があらわれたり、糖尿病網膜症のいずれかが認められたりする場合は糖尿病と診断します。

認められない場合、もしくはHbA1cのみが糖尿病型の場合は、再度検査を実施します。血糖値が糖尿病型であれば、糖尿病と診断します。

治療として求められるのは、以下のとおりです。

  • 肥満の改善(もとの体重の約5%前後の減量を目安)
  • 食事量の制限
  • 脂肪や単純糖質の摂取の制限
  • 食物繊維摂取
  • 定期的な運動
  • 飲酒習慣の是正
  • 禁煙

糖尿病を発症したばかりの段階で肥満が原因の場合は、肥満の改善のみで治療ができます。

食事療法と運動療法を実施し、2〜3ヶ月経過しても目標の血糖コントロールを達成できない場合は、薬物療法を開始します。

病状によって経口血糖降下薬やインスリン製剤、GLP-1受容体作動薬のいずれかを選択し、治療を継続していく必要があります。

参考:

MSDマニュアルプロフェッショナル版|糖尿病および耐糖能障害の診断基準

https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional/multimedia/table/%E7%B3%96%E5%B0%BF%E7%97%85%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E8%80%90%E7%B3%96%E8%83%BD%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E3%81%AE%E8%A8%BA%E6%96%AD%E5%9F%BA%E6%BA%96

日本肥満症予防協会|肥満と糖尿病・耐糖能異常 診断基準

https://himan.jp/column/diseases/001.html

脂質異常症

脂質異常症とは、脂質の値が基準値から外れ、中性脂肪・コレステロール・脂質代謝に異常をきたした状態です。脂質異常症の診断基準は以下のとおりです。


LDLコレステロール(悪玉)
140mg/dL以上高LDLコレステロール血症
120~139mg/dL境界域高LDLコレステロール血症
HDLコレステロール(善玉)40mg/dL未満低HDLコレステロール血症

トリグリセライド(中性脂肪)
150mg/dL以上(空腹時採血)
高トリグリセライド血症
175mg/dL以上(随時採血)

Non-HDLコレステロール
170mg/dL以上高Non-HDLコレステロール血症
150~169mg/dL境界域高Non-HDLコレステロール血症

脂質異常症には、自覚症状がほとんどありません。

治療せずに放置すると、脳動脈や冠状動脈、下肢動脈などの動脈硬化症へ進展する可能性があります。

また、血中の中性脂肪が高くなると、まれに膵炎を引き起こすこともあります。健康診断などのタイミングで「脂質異常症の疑いがある」と言われた場合は、放置せずに速やかに医療機関を受診し、医師の指導を受けることが大切です。

脂質異常症の8割以上は生活習慣に関連した原因が多く、なかでも食事に関わる要因が多いため、以下のような習慣を維持することが重要です。

  • 理想体重×25kcal/日を目安としてカロリー制限をする
  • LDLコレステロールが高い場合はコレステロールを多く含む食物の摂り過ぎに注意する
  • 中性脂肪値が高い場合はアルコールや甘いもの、高脂肪の食品を控える
  • HDLコレステロールを増やすために、食物繊維を摂取する
  • 1日30分程度のウォーキングを週3~5回実施し、肥満の改善とHDLコレステロールの増加を目指す

食事療法や運動療法をおこなっても効果が見込めない場合は、病状に合わせて薬物療法を選択する必要があります。

参考:

厚生労働省|脂質異常症

ttps://kennet.mhlw.go.jp/information/information/metabolic/m-05-004

一般社団法人 日本動脈硬化学会|動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版 表2-1 脂質異常症診断基準

https://www.j-athero.org/jp/wp-content/uploads/publications/pdf/GL2022_s/02_230210.pdf#page=4

日本肥満症予防学会|肥満と脂質異常症

https://himan.jp/column/diseases/007.html

高血圧

高血圧とは、血圧が高い状態です。日本では約4,300万人の患者さんがいると推測されており、そのなかで血圧のコントロールができているのはたったの1,200万人程度とされています。

高血圧には、本態性高血圧(原因が1つに定められない高血圧)と、二次性高血圧(原因が明らかな高血圧)に分かれます。

日本人がかかる高血圧の約8〜9割は、本態性高血圧です。原因は肥満や食塩の過剰摂取、運動不足、遺伝などが挙げられます。二次性高血圧の場合は、血管の病気や薬の副作用などによって起こると考えられています。

なお、高血圧の診断基準は、以下のとおりです。

  • 上の血圧(収縮期血圧)が140mmHg以上
  • 下の血圧(拡張期血圧)が90mmHg以上

ただし、糖尿病または蛋白尿がある慢性腎疾患(CKD)を合併する高血圧の場合は「収縮期血圧130mmHg以上および拡張期血圧80mmHg以上」を高血圧と判断します。

肥満になると、正常な体重の人に比べて2〜3倍多く高血圧にかかると考えられています。肥満の人は過食するため、塩分を摂り過ぎてしまい、体内のナトリウムが過剰になります。

ナトリウムが増加すると、体内で薄めようと血管内に水分が流れ込み、全体の血液量が増えることで血圧が上昇します。

また、過食によって過剰に分泌されたインスリンによって交感神経が刺激され、血中にカテコールアミンが放出されます。カテコールアミンには末梢血管を収縮させる働きがあるため、血圧が上がります。

高血圧と診断された場合、心臓病や腎臓病、糖尿病などの疾患があるかを考慮し、リスクの度合いに応じて治療計画を立てることが重要です。

軽症・中症の場合は、降圧剤を使用せず、食事療法や運動療法をしながら経過観察していきます。

なお、治療として求められる対策としては、以下が挙げられます。

  • 減塩(1日6g未満)
  • 魚油などのオメガ3脂肪酸の摂取
  • ウォーキングや水泳などの適度な運動
  • 節酒
  • 禁煙

上記を実施しても血圧が下がらない場合は、降圧剤による血圧のコントロールが必要です。

参考:

高山市|一般向け「高血圧治療ガイドライン2019」解説冊子 高血圧の話

https://www.city.takayama.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/018/062/04.pdf#page=4

日本肥満症予防協会|肥満と高血圧

https://himan.jp/column/diseases/003.html

高尿酸血症・痛風

痛風は「風が吹いただけでも痛む」と表現されるように、足の親指の付け根に激痛が走る状態です。

食べ物や体内組織に含まれるプリン体が分解されると、尿酸になり、尿として排出されます。

しかし、食べ過ぎや飲み過ぎなどによって血液中の尿酸濃度が高い状態になると、尿酸は血液中に溶けきれなくなります。その後、結晶化して関節に沈着し、炎症を繰り返すようになるのが痛風の特徴です。

血液中の尿酸が7.0mg/dL以上になると「高尿酸血症」と診断されます。高尿酸血症が続くと、5〜10年ほどで痛風になり、以下の合併症が起こる可能性があります。

  • 心筋梗塞
  • 尿路結石
  • 腎臓の機能の低下
  • 動脈硬化による脳出血
  • 脳梗塞などの脳血管障害
  • 狭心症などの虚血性心疾患

肥満による高尿酸血症を予防するためには、減量することが大切です。また、水分を多く摂取し、尿をしっかり出すことで、尿酸が排出されやすくなります。節酒や適度な有酸素運動、ストレス対策なども有効です。

治療法としては、プリン体の1日の摂取量を400mg未満にする対策が必要です。とくに以下の食品はプリン体を多く含むため、高尿酸血症と診断された方は注意しておきましょう。

プリン体の量プリン体の多い食品
300mg〜カツオブシ、ニボシ、干し椎茸、イサキの白子、あんこう肝の酒蒸し、鶏レバー、マイワシ干物
200〜300mg牛レバー、サンマ干物、カツオ、マイワシ、大正エビ、マアジ干物、豚レバー

また、普段から飲酒する習慣がある方は、目安として以下の飲酒量(1日あたり)に調整するります。

  • ビール500ml
  • 日本酒1合
  • ウイスキー60ml

一方で、すでに痛風・合併症がある方や、尿酸値が9.0mg/dL以上の場合は薬物による治療が必要になることもあります。

参考:

愛知県薬剤師会|17.痛風(高尿酸血症)

https://www.apha.jp/medicine_room/entry-3681.html

日本肥満症予防協会|肥満と痛風・高尿酸血症

https://himan.jp/column/diseases/006.html

冠動脈疾患

冠動脈疾患とは、心筋への血液供給が部分的または完全に遮断されることで生じる疾患です。

冠動脈は、血液を心臓に送るための血管です。冠動脈疾患になると、血管が狭くなり、血流が遮断されるため、狭心症や心筋梗塞などを引き起こすことがあります。

冠動脈疾患は、冠動脈の壁にコレステロールなどの脂肪性物質が蓄積することで発生します。この過程は動脈硬化と呼ばれ、心臓だけでなく他の部位の動脈にも影響が出ます。

診断するための基準としては、胸痛発作の既往や安静時の心電図、運動負荷心電図などの異常所見で判断します。

動脈硬化には自覚症状がほとんどないものの、心臓への影響が出てくると、階段を上る際に息が切れたり、胸のあたりに痛みが出たりすることがあります。

冠動脈疾患は、危険因子(肥満・耐糖能異常・脂質異常症・高血圧症など)を避け、食事や運動に配慮すれば進行を防ぐことが可能です。

とくに食事をする際は動物性脂肪を減らし、運動時に有酸素運動を継続するといった取り組みが求められます。

参考:

MSDマニュアル家庭版|冠動脈疾患の概要

https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home/06-%E5%BF%83%E8%87%93%E3%81%A8%E8%A1%80%E7%AE%A1%E3%81%AE%E7%97%85%E6%B0%97/%E5%86%A0%E5%8B%95%E8%84%88%E7%96%BE%E6%82%A3/%E5%86%A0%E5%8B%95%E8%84%88%E7%96%BE%E6%82%A3%E3%81%AE%E6%A6%82%E8%A6%81#%E5%8E%9F%E5%9B%A0_v721264_ja

日本肥満症予防協会|肥満と心筋梗塞、狭心症(冠動脈疾患)

日本肥満症予防協会|肥満と心筋梗塞、狭心症(冠動脈疾患)https://himan.jp/column/diseases/004.html

脳梗塞・一過性脳虚血発作

脳梗塞とは、脳の血管が閉塞し、脳組織が機能しなくなる疾患です。2022年の日本人の死因の4位は脳卒中であり、脳卒中の大部分は脳梗塞が占めています。

一過性脳虚血発作とは、脳梗塞の前兆です。症状が数分から1時間程度で回復することがありますが、脳梗塞が治ったことを意味するものではありません。

一過性脳虚血発作が起こると、脳梗塞を発症する危険性が10%を超えるといわれています。

脳梗塞は以下の3つに分類されます。

脳梗塞のタイプ概要
心原性脳塞栓症心房細動などの不整脈や、何らかの心臓病によって心臓内に血液のよどみが生じ、血栓ができる。剥がれた血栓が血液の流れにのって脳の血管に到達し、詰まることで生じる。急速に症状が進み、大きな梗塞を形成して重症となることが多い。
アテローム血栓性脳梗塞比較的太い血管や、頚動脈などの血管壁に脂肪が沈着し、その厚みを増すことで血管の内腔が狭くなり、血栓ができて脳梗塞が引き起こされる。
ラクナ梗塞「穿通枝(せんつうし)」と呼ばれる細い血管が詰まることによって引き起こされる小さい脳梗塞。比較的軽症が多いとされる。

診断する基準としては、片麻痺や片側感覚障害といった兆候や一過性脳虚血発作、頭部のCT・MRI所見で判断します。

とくに以下の症状にひとつでも該当する場合は、脳梗塞が疑われます。

  • 手足のしびれや麻痺がある
  • ろれつが回らない
  • 言葉が出ない
  • 相手の言葉が理解できない
  • めまいやふらつきがある
  • ものが見えにくい

脳梗塞の危険因子は肥満や耐糖能異常、脂質異常症、高血圧症、過度の飲酒、喫煙などです。

上記の危険因子を避け、食事や運動に配慮できれば、予防することが可能です。

一方で、脳梗塞が起こると、数分後には脳細胞が壊死し始め、時間の経過とともに後遺症も残る可能性があります。

そのため、速やかに医療機関を受診し、適切な治療を受けることが重要です。

脳梗塞の発症直後は、血栓溶解療法や抗血小板療法、抗凝固療法、脳保護療法などの薬物療法が基本になります。

参考:

筑波大学附属病院 茨城県脳卒中・心臓等総合支援センター|脳梗塞・一過性脳虚血発作とは?

https://www.hosp.tsukuba.ac.jp/stroke-heart/faq/a02

日本肥満症予防協会|肥満と脳梗塞

https://himan.jp/column/diseases/005.html

非アルコール性脂肪性肝疾患

非アルコール性脂肪性肝疾患とは、アルコール20g未満/日(日本酒換算1合未満/日)で脂肪肝を認め、他の肝疾患を除外した病態です。

脂肪肝とは、肝細胞の30%以上が脂肪化している状態です。

肝臓は脂肪酸から中性脂肪を作り、肝細胞の中にため、エネルギーとして必要な分を放出します。

しかし、使用するエネルギーよりも生成される中性脂肪が多い場合、余剰分が肝細胞に蓄積されます。

1960年以前では、脂肪肝の原因は過度な飲酒に伴うアルコール性肝障害が中心でした。しかし、近年では肥満が原因の非アルコール性脂肪性肝疾患が増加しています。肥満になると、インスリンの働きが悪くなり、肝臓に脂肪がたまりやすくなることが関係しています。

脂肪肝を診断するためには、腹部超音波検査や腹部CTなどの画像検査、血液検査の実施が必要です。

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれるように、脂肪肝になったとしても自覚症状がほとんど出ません。

非アルコール性脂肪性肝疾患が進行し、脂肪肝炎になると、だるさを訴える方もいます。しかし、風邪などの症状と見分けがつきにくく、見過ごされることもあります。

炎症を放置すると、肝臓の末期的状態といえる肝硬変や肝がんへ進行する場合があります。症状としては、皮膚や白目が黄色くなったり、胸や肩などにクモの巣状の血管が浮き出たりといったものがあらわれます。

症状が悪化すると、治療が困難になるため、可能な限り初期段階で改善や予防に努めることが重要です。

とくにカロリー制限や有酸素運動を継続し、食事などの生活習慣の改善が必要です。

参考:

新潟県労働衛生医学協会|非アルコール性脂肪性肝疾患について

https://www.niwell.or.jp/news/health/000123.html

日本肥満症予防協会|肥満と脂肪肝

https://himan.jp/column/diseases/008.html

月経異常・女性不妊

肥満になると、レプチン(脂肪細胞から分泌されるホルモン)が持つ生理作用が働きにくくなります。

その結果、月経不順や不正性器出血といった異常や無月経・不妊症などの症状がみられる場合があります。

また、妊娠中は、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などの合併症にかかるリスクが高まるでしょう。

肥満を改善することで回復する場合もありますが、病状によっては投薬や外科手術が必要です。

参考:

日本肥満症予防協会|肥満と月経異常・妊娠合併症

https://himan.jp/column/diseases/011.html

閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群

閉塞性睡眠時無呼吸症候群とは、肥満や下顎の小ささ、扁桃が大きいことが原因で起こる無呼吸の状態です。息の通り道(上気道)が狭くなることで発症します。

肥満低換気症候群とは、肥満(BMI30以上)と慢性の高二酸化炭素血症(二酸化炭素を十分に排出できない状態)を伴う疾患です。

問診で睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合、簡易睡眠検査やポリソムノグラフィーと呼ばれる精密検査に進みます。

検査で得られた無呼吸低呼吸指数が1時間当たり5回以上ある場合には睡眠時無呼吸症候群と診断されます。無呼吸低呼吸が5〜15回は軽症、15〜30回は中等症、30回以上は重症とされます。

なお、以下の4点すべてを満たす場合、肥満低換気症候群と診断されます。

  • 高度の肥満(BMI30以上)
  • 日中の高度の傾眠(意識障害)
  • 慢性の高二酸化炭素血症すなわち、高炭酸ガス血症(PaCO2:45mmHg以上)が検査で確認されていること
  • 睡眠呼吸障害が重症以上(無呼吸低呼吸指数が30回以上であるなど)

また、夜間の睡眠中の頻回な覚醒や頻尿、記憶力の低下、うつ傾向などの症状がみられることもあります。

根本的な治療法は減量です。体重減少によって、呼吸困難が解消され、睡眠の質の向上が期待できるようになります。

また、食事療法や薬物療法がメインとなりますが、外科的な減量手術を検討することもあります。

呼吸補助療法としては、睡眠時無呼吸合併例に対する持続陽圧呼吸療法(CPAP)が挙げられます。中等症、重症の睡眠時無呼吸例には保険適用が可能です。

参考:

兵庫医科大学病院|いびき、閉塞性睡眠時無呼吸症

https://www.hosp.hyo-med.ac.jp/disease_guide/detail/158

日本肥満症予防協会|肥満と睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群

https://himan.jp/column/diseases/009.html

肥満関連腎臓病

肥満による腎障害は、肥満に合併する耐糖能異常や高血圧による腎臓病と、肥満そのものが原因となる肥満関連腎臓病に分かれます。

糸球体肥大、もしくは糸球体肥大と巣状分節性糸球体硬化症(糸球体の一部が硬くなる)が認められる場合は、肥満関連腎臓病と診断します。

肥満関連腎臓病の初期では、ほとんど自覚症状がありません。

一方で、貧血や疲労感、むくみなどの症状があらわれた場合、病気が進行している可能性があります。

末期腎不全に至る例もあり、著しく生活の質を損なうことにもなるため、尿検査や血液検査を受けることが大切です。

治療の基本は肥満の改善です。食事療法および運動療法による減量をおこなうことで、糸球体の働きの正常化と、尿蛋白量の減少効果が期待できます。

参考:

日本肥満症予防協会|肥満と肥満関連腎臓病

https://himan.jp/column/diseases/002.html

肥満症にはメディカルダイエット

人差し指を立てる女性の画像

メディカルダイエットは、食事を我慢するストレスを減らし、痩せやすい体質を目指せる治療法です。

医学的・科学的根拠をもとに、医師のサポートが受けられるため、運動・食事制限が続かない方やダイエットの効果がなかなか出ない方などに向いています。

DMMオンラインクリニックでは、主に以下の薬を処方しています。

マンジャロオゼンピックリベルサス
作用する受容体GIP/GLP-1GLP-1GLP-1
薬のタイプ週1回の自己注射週1回の自己注射毎日朝1回の内服
効果の出方
使用上の主な注意点1回1本使い切り1本(2mg)から、投与量をダイヤルで自己調整する起床時に空腹状態で内服する
こんな方におすすめ・薬の飲み忘れが不安・できる限り効果を高めたい・薬の飲み忘れが不安・効果の強さを調整したい・注射に抵抗がある・なるべく費用を抑えたい

DMMオンラインクリニックのメディカルダイエットの料金は、プランや薬剤によって異なります。いずれも保険適用外の自由診療で、診察料は1,650円、配送料は550円です。(治療プランは一部抜粋しています)

GLP-1週1回注射プランオゼンピック(2mg)
1本(1〜2ヶ月分)2本(2〜4ヶ月分)3本(4〜6ヶ月分)
22,000円(税込24,200円/本)21,750円(税込23,925円/本)
【総額】47,850円
21,667円(税込23,833円/本)
【総額】71,500円
GLP-1週1回注射プランウゴービ(0.25mg・0.5mg・1mg・1.7mg・2.4mg)
単月購入1セット(1ヶ月分)2セット(2ヶ月分)3セット(3ヶ月分)
【0.25〜2.4mg】18,000〜118,500円(税込19,800〜130,350円)【0.25〜2.4mg】17,200〜117,700円(税込18,920〜129,470円)【0.25〜2.4mg】17,500〜118,000円(税込19,250〜129,800円)
【総額】38,500〜259,600円
【0.25〜2.4mg】17,000〜117,500円(税込18,700〜129,250円)
【総額】56,100〜387,750円
GLP-1週1回注射プランマンジャロ(2.5mg・5mg・7.5mg・10mg)
単月購入1セット(1ヶ月分)2セット(2ヶ月分)3セット(3ヶ月分)
【2.5〜10mg】29,000〜86,200円(税込31,900〜94,820円)【2.5〜10mg】28,091〜85,400円(税込30,900〜93,940円)【2.5〜10mg】28,500〜85,700円(税込31,350〜94,270円)
【総額】62,700〜188,540円
【2.5〜10mg】28,000〜85,200円(税込30,800〜93,720円)
【総額】92,400〜281,160円
GLP-1週1回注射プランゼップバウンド(2.5mg・5mg・7.5mg・10mg)
単月購入1セット(1ヶ月分)2セット(2ヶ月分)3セット(3ヶ月分)
【2.5〜10mg】33,100〜90,800円(税込36,410〜99,890円)【2.5〜10mg】32,300〜90,000円(税込35,530〜99,000円)【2.5〜10mg】32,600〜90,300円(税込35,860〜99,330円)
【総額】71,720〜198,660円
【2.5〜10mg】32,100〜89,800円(税込35,310〜98,780円)
【総額】105,930〜296,340円
GLP-1毎日内服プランリベルサス(3mg・7mg・14mg)
単月購入1ヶ月ごと3ヶ月ごと6ヶ月ごと
【3〜14mg】9,900〜32,800円(税込10,890〜36,080円)【3〜14mg】7,800〜23,700円(税込8,580〜26,070円)【3〜14mg】7,600〜23,667円(税込8,360〜26,033円)
【総額】25,080〜78,100円
【3〜14mg】7,200〜23,200円(税込7,920〜25,520円)
【総額】47,520〜153,120円
GLP-1+脂肪燃焼プランリベルサス(3mg・7mg・14mg)+防風通聖散(ボウフウツウショウサン)
単月購入1ヶ月ごと3ヶ月ごと6ヶ月ごと
【3〜14mg】15,400〜38,300円(税込16,940〜42,130円)【3〜14mg】11,800〜27,700円(税込12,980〜30,470円)【3〜14mg】11,500〜27,600円(税込12,650〜30,360円)
【総額】37,950〜91,080円
【3〜14mg】11,100〜27,100円(税込12,210〜29,810円)
【総額】73,260〜178,860円
GLP-1+糖質カットプランリベルサス(3mg・7mg・14mg)+海外製ダパグリフロジン
単月購入1ヶ月ごと3ヶ月ごと6ヶ月ごと
【3〜14mg】19,800〜44,800円(税込21,780〜49,280円)【3〜14mg】17,500〜33,200円(税込19,250〜36,520円)【3〜14mg】17,333〜33,000円(税込19,067〜36,300円)
【総額】57,200〜108,900円
【3〜14mg】17,167〜32,833円(税込18,883〜36,117円)
【総額】113,300〜216,700円
GLP-1+糖質カットプランリベルサス(3mg・7mg・14mg)+ルセフィ
単月購入1ヶ月ごと3ヶ月ごと6ヶ月ごと
【3〜14mg】25,900〜48,800円(税込28,490〜53,680円)【3〜14mg】22,000〜38,700円(税込24,200〜42,570円)【3〜14mg】21,400〜37,500円(税込23,540〜41,250円)
【総額】70,620〜123,750円
【3〜14mg】20,700〜36,200円(税込22,770〜39,820円)
【総額】136,620〜238,920円
糖質カットプラン海外製ダパグリフロジン(5mg・10mg)
単月購入1ヶ月ごと3ヶ月ごと6ヶ月ごと
【5〜10mg】12,500〜18,900円(税込13,750〜20,790円)【5〜10mg】10,000〜15,800円(税込11,000〜17,380円)【5〜10mg】9,333〜15,000円(税込10,267〜16,500円)
【総額】30,800〜49,500円
【5〜10mg】9,167〜14,167円(税込10,083〜15,583円)
【総額】60,500〜93,500円
糖質カットプランルセフィ(2.5mg・5mg)
単月購入1ヶ月ごと3ヶ月ごと6ヶ月ごと
【2.5〜5mg】17,500〜21,600円(税込19,250〜23,760円)【2.5〜5mg】15,000〜18,900円(税込16,500〜20,790円)【2.5〜5mg】14,000〜18,867円(税込15,400〜20,753円)
【総額】46,200〜62,260円
【2.5〜5mg】13,500〜18,617円(税込14,850〜20,478円)
【総額】89,100〜122,870円
糖質カットプランジャディアンス(10mg・25mg)
単月購入1ヶ月ごと3ヶ月ごと6ヶ月ごと
【10〜25mg】17,500〜21,600円(税込19,250〜23,760円)【10〜25mg】15,000〜18,900円(税込16,500〜20,790円)【10〜25mg】14,000〜18,867円(税込15,400〜20,753円)
【総額】46,200〜62,260円
【10〜25mg】13,500〜18,617円(税込14,850〜20,478円)
【総額】89,100〜122,870円
脂肪燃焼プラン防風通聖散(ボウフウツウショウサン)
単月購入1ヶ月ごと3ヶ月ごと6ヶ月ごと
5,500円(税込6,050円)4,000円(税込4,400円)3,933円(税込4,327円)
【総額】12,980円
3,917円(税込4,308円)
【総額】25,850円
むくみ太り改善プラン防已黄耆湯(ボウイオウギトウ)
単月購入1ヶ月ごと3ヶ月ごと6ヶ月ごと
5,500円(税込6,050円)4,800円(税込5,280円)4,767円(税込5,243円)
【総額】15,730円
4,733円(税込5,207円)
【総額】31,240円
脂肪吸収抑制プランオルリファスト(120mg)
単月購入1ヶ月ごと3ヶ月ごと6ヶ月ごと
6,800円(税込7,480円)5,800円(税込6,380円)5,600円(税込6,160円)
【総額】18,480円
5,400円(税込5,940円)
【総額】35,640円

参考:

DMMオンラインクリニック|メディカルダイエット

https://clinic.dmm.com/menu/medical-diet-male

DMMオンラインクリニックにおけるメディカルダイエットの未承認医薬品等に関する注意事項

DMMオンラインクリニックにおけるメディカルダイエットに関する未承認医薬品等に関する注意事項は、以下のとおりです。

マンジャロの未承認医薬品等に関する注意事項

マンジャロは、2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されていますが、肥満症治療目的での処方は国内で承認されていません。

【入手経路等】

提携クリニックで処方するマンジャロは、国内医薬品販売代理店経由で購入しています。

【国内の承認医薬品等の有無】

マンジャロと同成分(チルゼパチド)の注射製剤が肥満症の治療薬として国内で承認されています。

【諸外国における安全性等に係る情報】

アメリカ食品医薬品局(FDA)において2型糖尿病治療薬として承認されています。副作用で主にみられるものは、吐き気、胸やけ、下痢、便秘などの胃腸障害ですが投与継続をすることで、それらの症状は緩和していきます。一般的には問題なく投与いただける方がほとんどです。極めて稀ですが急性膵炎などの副作用もあります。

【医薬品副作用被害救済制度について】

万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。

オゼンピック・リベルサスの未承認医薬品等に関する注意事項

オゼンピック・リベルサスは、2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されていますが、肥満症治療目的での処方は国内で承認されていません。

【入手経路等】

提携クリニックで処方するオゼンピック・リベルサスは、国内医薬品販売代理店経由で購入しています。

【国内の承認医薬品等の有無】

オゼンピック・リベルサスと同成分(セマグルチド)の注射製剤が、肥満症の治療薬として国内で承認されています。

【諸外国における安全性等に係る情報】

アメリカ食品医薬品局(FDA)において2型糖尿病治療薬として承認されています。副作用で主にみられるものは、吐き気、胸やけ、下痢、便秘などの胃腸障害ですが投与継続をすることで、それらの症状は緩和していきます。一般的には問題なく投与いただける方がほとんどです。極めて稀ですが急性膵炎などの副作用もあります。

【医薬品副作用被害救済制度について】

万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。

ウゴービの未承認医薬品等に関する注意事項

ウゴービは、肥満症の治療薬として厚生労働省に承認されていますが、BMIや疾患などの適応条件(BMIが27kg/m²以上であり2つ以上の肥満に関連する健康障害を有する、または、BMIが35kg/m²以上など)を満たさない方は、適応外処方となります。

【入手経路等】

提携クリニックで処方するウゴービは、国内医薬品販売代理店経由で購入しています。

【国内の承認医薬品等の有無】

条件付きで肥満症の治療薬として国内で承認されています。

【諸外国における安全性等に係る情報】

アメリカ食品医薬品局(FDA)において過体重や肥満の体重管理の薬剤として承認されています。副作用で主にみられるものは、吐き気、胸やけ、下痢、便秘などの胃腸障害ですが投与継続をすることで、それらの症状は緩和していきます。一般的には問題なく投与いただける方がほとんどです。極めて稀ですが急性膵炎などの副作用もあります。

【医薬品副作用被害救済制度について】

万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。

ゼップバウンドの未承認医薬品等に関する注意事項

ゼップバウンドは、肥満症の治療薬として厚生労働省に承認されていますが、BMIや疾患などの適応条件(BMIが27kg/m²以上であり2つ以上の肥満に関連する健康障害を有する、または、BMIが35kg/m²以上など)を満たさない方は、適応外処方となります。

【入手経路等】

提携クリニックで処方するゼップバウンドは、国内医薬品販売代理店経由で購入しています。

【国内の承認医薬品等の有無】

条件付きで肥満症の治療薬として国内で承認されています。

【諸外国における安全性等に係る情報】

アメリカ食品医薬品局(FDA)において過体重や肥満の体重管理の薬剤として承認されています。副作用で主にみられるものは、吐き気、胸やけ、下痢、便秘などの胃腸障害ですが投与継続をすることで、それらの症状は緩和していきます。一般的には問題なく投与いただける方がほとんどです。極めて稀ですが急性膵炎などの副作用もあります。

【医薬品副作用被害救済制度について】

万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。

海外製ダパグリフロジンの未承認医薬品等に関する注意事項

海外製ダパグリフロジン(フォシーガと同じ有効成分を含む薬)は、国内未承認の医薬品です。

【入手経路等】

提携クリニックが本治療に用いる海外製の医薬品・機器等は厚生局の正式なプロセスを経て、提携クリニック所属の医師の判断の下、個人輸入をしたものになります。

【国内の承認医薬品等の有無】

国内において肥満症治療薬として承認されている同一成分の医薬品はありません。

【諸外国における安全性等に係る情報】

国内において肥満症治療薬として承認されている同一成分の医薬品はありません。主な副作用は、尿路感染症、低血糖、ケトアシドーシス(嘔気、腹痛、口渇、倦怠感、意識障害)などです。

【医薬品副作用被害救済制度について】

万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。

ルセフィ・ジャディアンスの未承認医薬品等に関する注意事項

本診療科目に用いるルセフィ・ジャディアンスは、2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されていますが、肥満治療目的での処方は国内で承認されていません。

【入手経路等】

提携クリニックで処方するルセフィ・ジャディアンスは、国内医薬品販売代理店経由で購入しています。

【国内の承認医薬品等の有無】

国内において肥満症治療薬として承認されている同一成分の医薬品はありません。

【諸外国における安全性等に係る情報】

アメリカ食品医薬品局(FDA)において2型糖尿病治療薬として承認されています。主な副作用は、尿路感染症、低血糖、ケトアシドーシス(嘔気、腹痛、口渇、倦怠感、意識障害)などです。

【医薬品副作用被害救済制度について】

万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。

オルリファスト(ゼニカルジェネリック)の未承認医薬品等に関する注意事項

オルリファスト(ゼニカルジェネリック)は、国内未承認の医薬品です。

【入手経路等】

提携クリニックが本治療に用いる海外製の医薬品・機器等は厚生局の正式なプロセスを経て、提携クリニック所属の医師の判断の下、個人輸入をしたものになります。

【国内の承認医薬品等の有無】

国内において肥満症治療薬として承認されている同量かつ同一成分の医薬品はありません。

【諸外国における安全性等に係る情報】

アメリカ食品医薬品局(FDA)において肥満治療薬として承認されています。主な副作用は腹痛・下痢・軟便・油漏れ・放屁増加などです。

【医薬品副作用被害救済制度について】

万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。

参考:

DMMオンラインクリニック|オゼンピックとマンジャロ、GLP-1ダイエットでどっちを選ぶ? DMMオンラインクリニックのメディカルダイエット薬
オゼンピックとマンジャロ、GLP-1ダイエットでどっちを選ぶ?

DMMオンラインクリニック|GLP-1 週1回注射プラン

  • マンジャロ
  • オゼンピック・リベルサス
  • ウゴービ
  • ゼップバウンド
  • 海外製ダパグリフロジン
  • ルセフィ・ジャディアンス
  • オルリファスト

https://clinic.dmm.com/menu/medical-diet-male

肥満のリスクを下げ健康的な生活を送ろう

呼びかけをする女性の画像

肥満とは、体格指数(BMI:Body Mass Index)が25kg/m²以上の状態です。

肥満症とは、BMIが25kg/m²以上であり、以下の健康障害がある状態を指します。

  • 耐糖能障害(2型糖尿病・耐糖能異常など)
  • 脂質異常症
  • 高血圧
  • 高尿酸血症・痛風
  • 冠動脈疾患
  • 脳梗塞・一過性脳虚血発作
  • 非アルコール性脂肪性肝疾患
  • 月経異常・女性不妊
  • 閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群
  • 運動器疾患
  • 肥満関連腎臓病

上記の疾患を予防し、進行を防ぐための手段としては、運動療法や食事療法などが挙げられます。

近年では、メディカルダイエットの手段としてマンジャロやオゼンピック、リベルサスといった薬の投与も注目されています。

「最近、体重が増えてきた」「以前よりも体型が崩れてきた気がする」「体重増加による健康被害が心配」

BMIが25kg/m²以上であり、上記に当てはまる方は、一度医療機関を受診し、専門の医師に相談してみることをおすすめします。