スポーツによる関節の怪我・痛み
前十字靭帯損傷
よみがな:せんじゅうじじんたいそんしょう 膝にある4つの靭帯のうち、安定性に最も重要な靭帯の損傷です。 手術がゴールドスタンダードですが、その後のリハビリが最も重要です。
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病態と原因
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膝の疼痛、腫脹、熱感が強く出現します。足をついて歩くことができないことがほとんどです。 1-2週間ほどすると歩行できるようになりますが、膝がカクッと抜けるような感覚(giving way)が出ることが多いです。 膝の腫れが強い場合は針を刺して関節液を抜きます。 関節液が血液様である場合は前十字靭帯断裂を強く疑います。主に徒手検査とMRIを用いて診断を行います。 徒手検査は疼痛が強い間は正確に行うことが難しく、受傷後1週間ほどあけたほうが検査の正確性があがるという報告もあります。
病態と原因について
前十字靭帯は膝関節の安定性を保つ上で非常に重要な靭帯です。 ジャンプ後の着地や急な方向転換、コンタクトスポーツで相手が膝にぶつかってきた、等が原因で起き、人とぶつかる(contact)よりも自分の動きについてくることができずに起きてしまう(non-contact)で発生することが多い疾患です。
当クリニックでできる治療方法
前十字靭帯には自己再生能力がないため、手術加療が必要です。 もちろん手術そのものも重要ではありますが、術後のリハビリがなによりも大切になります。 術後のスポーツ復帰手術方法によっても異なりますが、約1年程度かかります。リハビリの保険適用は150日間であり、 復帰までサポートするには足りないのが実情です。
当院では自由診療のリハビリを行なっておりますので、期間に限りを持たず、復帰までサポートすることができます。 さらに、従来の病院やクリニックではスポーツ特有動作の回復までを見ることは難しいですが、当クリニックの連携施設である MTXアカデミーには、人工芝の施設やバスケットボールフープもあり、スポーツ復帰の最終段階までのサポートすることが可能です。
基本的には手術加療が第一選択となるため、手術が可能な病院にご紹介します。 大会予定や学年および年齢、シーズン中か否か、という様々な視点から治療計画を立てます。 手術後に競技復帰を目指した、競技特異的なリハビリテーションを当クリニックでも行うことができます。 ※関節注射(再生医療)も場合により検討します。
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