加齢による関節の痛み

腰部脊柱管狭窄症

よみがな:ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう おう

膝や股関節同様背骨も変形します。
変形した骨や周囲の組織で脊髄を圧迫してしまうことで、腰や下肢に痺れや痛みといった症状がでます。

こんな症状はありませんか?

狭窄を受けている神経の部位により、対応する部位の痺れや筋力低下が起きます。
歩行を続けると症状が強くなり、一旦前かがみで休憩すると改善するという、間欠性跛行が特徴的です。
狭窄部位によっては排便排尿の障害や筋力低下が起きることがあり、これらの症状では緊急の手術を考えることになります。

病態と原因について

  • 脊柱管や椎間孔といった、神経の通り道が狭くなることで神経が圧迫され、その神経がつかさどる部位が痺れたり、感覚障害を起こしたりします。
  • 先天性に起こることもありますが、多くは加齢による骨や靭帯の変形が原因であることが多いです。

当クリニックでできる治療方法

腰部脊柱管狭窄症では腹筋や背筋などの体幹筋力が低下していることが多く、運動療法が非常に有効です。
また、痺れなどの神経症状が強い場合には、注射療法(仙骨部硬膜外ブロック注射など)も有効です。痺れの症状により、再生医療を用いた注射療法も行います。