スポーツによる関節の怪我・痛み

シンスプリント

走っているときのすねの痛みが主な症状で、運動量や体重が増えたタイミングで起きやすい慢性障害です。
休養と、ランニングフォームの確認など、全身をチェックしての原因探しを行う必要があります。

こんな症状はありませんか?

運動時および運動後にスネの骨の内側、特に末端側の1/3の内側後方に広い範囲で痛みが出ます。
初期は運動中のみですが、進行すると運動をしていなくても痛みがでるようになったり、疲労骨折まで発展することがあります。

病態と原因について

Shin(シン)=脛、つまりスネの骨(脛骨)の内側に痛みが生じる慢性障害です。

  • 一般的には、シンスプリントは後脛骨筋の疲労、「脛骨疲労性骨膜炎」といわれ、繰り返しのランニングやジャンプを過度に行った場合に発症しやすい障害と言われています。
  • 後脛骨筋は足部の運動にとても重要な役割を果たしている筋肉です。様々な原因がありますが、使いすぎ(走り込みなど)、柔軟性の欠如、体幹の弱さ、急激な体重増加、扁平足、合わない靴が主な原因です。

当クリニックでできる治療方法

休息を取る、柔軟性を上げる、筋力強化、負担をかけない体の使い方を学ぶ、靴の中敷きをカスタムする、といった対処法が主であり、
これらは再発予防に必須ではあるものの即効性があるとは言い難いです。
当院ではこれらの治療・教育に加えて体外衝撃波(物理療法)を用いて早期の痛みの改善を図ることで、より積極的なリハビリを行います(運動療法)。