スポーツによる関節の怪我・痛み

肉ばなれ

筋肉が急なストレスに耐えられず、損傷します。捻挫同様、適切な治療を行わないと再発リスクが高くなります。

こんな症状はありませんか?

運動時痛が主な訴えになります。重症例では歩行も難しいことがあり、手術を要する場合もあります。

病態と原因について

筋肉が引き伸ばされると同時に収縮するときに起こる筋肉の断裂です。急なジャンプや方向転換で筋肉が負荷に耐えきれず損傷、断裂します。

  • 一度発生すると再受傷しやすいので、しっかりと治療、リハビリを行うことが重要です。
  • ハムストリングス(太ももの裏の筋肉)や大腿四頭筋(太ももの前面の筋肉)、下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)に起きることが多いですが、どの筋肉でも起こりうる可能性があります。
  • 原因として、柔軟性の欠如、筋力不足、過労、神経筋伝導の低下等があります。

当クリニックでできる治療方法

まずはエコーやMRIで重症度を判別し、急性期の処置(POLICE、PEACE&LOVE)を行い初期の炎症を抑え込みます。
体外衝撃波(物理療法)や関節注射(再生医療)を用いて炎症の鎮圧、組織の再生を促し、運動療法で徐々に復帰ステージを上げていきます。
「疼痛がなくなったからすぐに練習復帰」とすると再受傷リスクが高くなるので、しっかりとしたリハビリを行う事が重要となります。
特に筋肉の緊張を取ることが再発予防に重要です。