スポーツによる関節の怪我・痛み

疲労骨折

繰り返すストレスにより、骨痛が生じます。
適切な治療を行わないと本格的な骨折に進行することもあります。

こんな症状はありませんか?

最初は運動時、運動後の痛みとして出現し、圧痛もみられます。
初期ではレントゲンには映らないことが多く、MRIでの検査が必要となります。
症状が重くなるにつれて安静時にも疼痛が出現するようになります。
無理を続けていると、疲労骨折となり、ずれていない骨折だけでなく完全骨折になることがあります。

病態と原因について

使いすぎにより骨にくりかえしの衝撃がかかることで、ストレスに耐えきれなくなり骨折を生じます。
練習量や体重が急激に増える中学生、高校生に起きやすいですが、どの年齢でも起きる可能性があります。
長く続くスネの痛みや腰の痛みは一度専門医の受診をお勧めします。
様々な部位に起きることがありますが、特に下半身に起きることが多く腰椎、大腿骨、脛骨、第5中足骨(小指の付け根)に好発します。
珍しい部位では肋骨(ゴルフ・野球)、骨盤(長距離走、卓球)等もあります。

当クリニックでできる治療方法

レントゲンではわかりづらいことが多く、エコーやMRIで骨の状態を把握します。基本的には安静が第一ですが、靴の中敷きを使用することで地面からのストレスを軽減することもできます。
体外衝撃波やLIPUS(リーパス)を使った超音波治療が有効と言われており、当院では日本で数台しか導入されていないBTL社の体外衝撃波(物理療法)の機械を使用して治療を行うことができます。
また、運動療法を用いて、疲労骨折部に負担のかからない身体の使い方を理学療法士やトレーナーよりお伝えします。