【連携施設】MTXACADEMY リカバリーフィールドについて

MTXスポーツ・関節クリニックは、これまでアスリートの競技人生・身体的障害のある方の人生に長年向き合い、身体的な機能改善に取り組んできたMTX ACADEMYと提携し、医療と運動療法を組み合わせた複合施設型のクリニックです。
連携先のMTXACADEMYには、リカバリーフィールド(MTX整骨院)があり、”回復”をテーマにした空間で、最大の特徴は、「痛みの回復・相談」です。
本コラムでは、連携施設のMTX ACADEMY リカバリーフィールドについて渡邊トレーナーがご紹介します。

目次

  1. リカバリーフィールドの取り組み
    1. リカバリーフィールドのメソッド
    2. 施術方法
  2. クリニックとの連携で期待できること
  3. 最後に

リカバリーフィールドの取り組み

組織図|MTXACADEMYリカバリーフィールド|関節の痛みならMTXスポーツ・関節クリニック

リカバリーフィールドは、トレーナー全員が柔道整復師または鍼灸あんまマッサージ師で構成され、個々の特徴を生かし身体のアセスメントをもとに治療を進めていきます。

・様々な競技の動作で違和感・痛みがある方(特に投球時による)
・デスクワーク、家事などによる肩コリ、腰痛
・加齢による五十肩、膝痛
・日常生活で起きる捻挫、打撲、寝違え、ぎっくり腰など

アスリートの方が多く通っているのかと想像されがちですが、部活や趣味でスポーツをしている方や、全く運動をしない一般の方も多数ご利用いただいております。

リカバリーフィールドのメソッド

施術部屋|MTXACADEMYリカバリーフィールド|関節の痛みならMTXスポーツ・関節クリニック

リカバリーフィールドではもちろん怪我を治すということがメインですが、独自のメソッドである『ニュートラル矯正』を施しています。
『ニュートラル』とは中間的、偏りがない、という意味ですが、筋肉もそのように「ニュートラルな状態」にするのが理想だと考えています。

例えば

・野球、ゴルフ、テニスなど、スイングを同じ方向だけしている
・デスクワーク中、癖で同じ方向に足を組んでしまう

など、同じことを繰り返してしまう事で

一定の筋肉が硬くなる
    ↓
筋肉がバランスを失う
    ↓
筋肉の付着部が引っ張られバランスを崩す
    ↓
バランスを治そうと違う筋肉がかばう
    ↓
一定の筋肉が硬くなる

というループが起こります。

そして限界を超えた時、初めて「痛み」として身体からサインが出されるのです。
実は限界を越えるまで痛みは何も感じません。

「急に痛くなった」

というのは、少しずつ身体が蝕まれて身体が限界を超えた瞬間に襲ってくるからです。

身体の左右差、バランス、ストレッチ性など様々な要素を、患者様個人に合わせた「ニュートラルな状態」にする為に、トレーナーの触診、動きのチェック、筋肉をほぐす技術、身体のバランスを治す矯正と、様々な手技を使い施術します。

施術方法

施術マシン|MTXACADEMYリカバリーフィールド|関節の痛みならMTXスポーツ・関節クリニック

手技だけでは患者様の身体に負担をかけてしまう場合があるので、リカバリーフィールドでは物理療法と手技を組み合わせた施術を行います。

干渉電流型低周波治療器組合せ理学療法機器 イトーES-5000

骨折、脱臼、打撲、捻挫、肉離れ、ぎっくり腰、五十肩など筋肉、関節、自律神経調整など様々な症状に効果のある立体動態波電流をはじめ、関節の可動域UPや痛みの除痛、急性期の怪我などに適しているハイボルテージ電流、筋肉を使いやすい環境にするEMS電流、細胞の修復を促すマイクロカレント電流、など症状に合わせ適切な治療法を提案します。

低周波治療器・超音波治療器組合せ理学療法機器 イトーEU-910

超音波は1秒間に100万回(1MHz深部)または300万回(3MHz浅部)の高速振動を細胞に与え、深部または浅部の組織にミクロマッサージ効果を与えます。
超音波により、温熱効果を生み出し、循環や代謝の促進、関節包・腱組織・筋組織の伸展性の増大などが期待できます。
骨折、脱臼、打撲、捻挫、肉離れ、ぎっくり腰、五十肩など筋肉、関節の疼痛の軽減、組織の柔軟性の改善、筋肉の硬結の緩和などに使用します。

その他温熱治療器として、超短波治療器、ラジオ波も導入しています。(今後こちらもご紹介していきます)

理学療法機器と手技とを組み合わせ身体の負担を少なく、痛みの根本治療を目指しています。

クリニックとの連携で期待できること

全員集合|MTXACADEMYリカバリーフィールド|関節の痛みならMTXスポーツ・関節クリニック

リカバリーフィールドでは患者様の症状を、エコーを用いて説明をしています。

そういった中で、
・骨折をしているかもしれない
・障害が出ているかもしれない
という場面に何度も直面しています。

その時我々にできることは、応急処置程度です。

最終的に「診断」するのはドクターですので、骨折かもしれない症状を見つけた場合は、クリニックを紹介し、ドクターに診断してもらってから施術する流れになります。

業界の現状で言うと、多くの整骨院でエコーが導入されており、より詳細に怪我の状態がわかるようになってきて、骨折を見つける場面も多くなってきています。

骨折に関しては医師の同意が無ければ施術する事が出来ません。
今までは、リカバリーフィールドと整形外科医との連携がなく、患者様に任せなくてはいけなかった部分を、MTXスポーツ・関節クリニックとの連携により、「怪我の回復」「身体を本来の自分に戻す」「ニュートラルな状態に戻す」と最後までサポートできることが期待されます。

リカバリーフィールドでは患者様の痛みに対して、患者様に寄り添い、お互いが納得するまで施術いたしますが、施術をしていく上で我々トレーナーは、「変化のない痛みに関してはいつまでもダラダラと施術をしない」と決めています。

施術には必ず限界があります。

患者様の状態を医師に相談しレントゲンや、MRIなどの検査が必要かどうか?を確認し、トレーナーだけではなく、ドクターとの連携で患者様の新たな施術の方向性を提案していきます。

最後に

リカバリーフィールド、またはクリニックで痛みの変化、改善が見られたのち身体の強化、ストレングスへの提案をしています。

リカバリーフィールドの役目はあくまでも

「怪我の回復」「身体を本来の自分に戻す」「ニュートラルな状態に戻す」です。

現在痛みがある方はもちろんですが、痛みが出てからでは治りが悪く、時間もかかってしまうので、今痛みを感じてない方も一度身体のチェックに来てください。

痛みを出さない身体、痛くならない身体作りを心かけましょう!

記事監修

MTXアカデミー トレーナー 渡邊 健二


今まで柔道整復師として多くの患者様を対応。
治療連携において、整骨院と整形外科との連携をこれまで以上に身近にし、正確な診断のもと、患者様に寄り添ったサポートを、チーム一丸で行なう。

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