チームスポーツに求められるメディカルサポートとは

スポーツにおける怪我について

スポーツにおける怪我には、ケガをする時間軸とリスクに分けられます。

過去：これまでにしたケガ
現在：今しているケガ
未来：将来してしまうケガ

それぞれのケガのリスクに対して重要なことは「リスクに向き合った適切な療法の実施が出来る」ことです。

適切な療法とは、メディカルチェック・メディカルサポートがあります。

メディカルチェック：ケガのリスクを早期に発見すること
メディカルサポート：ケガのリスクに対して適切なフォローを行うこと

多くの医療機関で行われているチーム向けのメディカルチェックは「エコー検診」か「既往歴のあるケガの問診と柔軟性測定」が多いです。

しかし、それではケガのリスクを十分に発見することができていません。

当院でのメディカルチェックとは

MTXスポーツ・関節クリニックが開発したオリジナルのメディカルチェックは、全ての時間軸のケガのリスクをカバーし「大好きなスポーツを長く続ける」ことの一助となります。

内容は下記の通りです。

エコー検診
過去：既往歴のあるケガのモニタリング
現在：現在しているケガのモニタリング
未来：野球肘のように自覚症状のないケガをみつける

FMS診断
「身体コンディション」を確認し、ケガの原因やリスクを探る

今、注目を集めている【FMS診断】とは

オリジナル筋力テスト
身体の「強さ」の確認し、筋力面でのケガの原因やリスクを探る
*あらゆるスポーツに対応してメニューを策定します（例：野球→肩屈曲・外転MMT）

下半身のパフォーマンステスト（DDシステム）
下半身のパワーや可動域、関節の強さ、左右差を確認し、ケガのリスクや改善点を探る

ただ、以上のメニューを定期的に実施しただけでは「大好きなスポーツを長く続ける」ことの一助とはなりません。
それぞれのリスクに対して、適切なフォローアップをすることが重要です。

ケガに対するメディカルサポートについて

各ケガのリスクに求められるフォロー内容は下記の通りです。

過去のケガ：柔軟性と筋力の向上と適切な治療を行い、再発防止を図る
現在のケガ：選手に合ったリハビリプランを策定し、ケガの良化を図ると同時に重症化を防ぐ
将来のケガ：柔軟性や筋力を向上させ、ケガのリスクを低減する

MTXグループ（MTXスポーツ・関節クリニック/MTXアカデミー）では三位一体で患者さまに対してサポートを行っています。
①再生医療
②物理療法
③運動療法
それにより、それぞれのリスクに対した適切な療法を実施することができます。

現在、チームサポートをしている選手を例にご紹介させていただきます。

症状名：肘術後可動域制限、投球障害肩、胸郭出口症候群

再生医療：ハイドロリリース注射
物理療法：体外衝撃波、PTによるリハビリ
運動療法：MTXアカデミーでのトレーニング

実際にリハビリプランを実施した学生からもこのような声を頂いています。

「ボールが痛みなく投げることができるようになった。」
「アカデミーでのトレーニングで自身の弱点部位の改善により出力が向上、野球スキルの向上にもつながった。」
「痛みが出る前よりも調子が良く、数年悩まされた痛みも1ヶ月程度で全力投球が可能になった。」
「トレーニングで全力を出しても痛みなくできるようになった。」

最後に

大好きなスポーツを長く続けるにあたり、定期的なメディカルチェックやパフォーマンス測定により、自分の状態を正しく把握することはとても大切です。

是非お気軽にお問い合わせください。

記事監修

MTXスポーツ・関節クリニック 院長 富岡 義仁

インディアナ州立大学アスレティックトレーニング学部卒、富山大学医学部卒。
東京警察病院整形外科で臨床に従事しながら、2020年オリンピック選手村ドクターを日本最若手として勤務。
2022年MTX関節クリニック開院を開院し、院長就任。