道具を使わないスポーツの特徴とトレーニング

スポーツは、道具を使用しないスポーツ(陸上、水泳、ボクシングなど)と道具を使用するスポーツ(野球、サッカー、テニス、卓球など)に大きく2つに分類することが出来ます。
『道具を使用しないスポーツ』の特徴としては、競技者が発揮する力がそのまま結果として現れやすいという点です。
そのため、自分自身の力を最大限発揮する術を身につけることが、非常に重要と言えます。
そこで今回は、道具を使わないスポーツの特徴である『力を発揮する事の重要性』に着目して解説したいと思います。

自分で力の発揮する方法を知るのは難しい

トレーニングの難しさ|力を発揮する事の重要性|関節の痛みならMTXスポーツ・関節クリニック

身体を使うということは複数の骨や神経、筋肉の連動によって起きる現象です。

力を発揮するには、筋肉や神経の仕組みを理解する必要があり、その全体を理解することは簡単ではありません。

その理由は力の発揮する方法は一人一人個性があるからです。

立ち方、構え方、体幹の働かせ方、腕の振り方、筋力の働かせ方など、自分に合った身体の使い方、実践への活かし方を客観的に評価することで、自分だけの必勝の動作を常に引き出すことができるようになるのです。

力を発揮しやすくするトレーニングとは

力を発揮しやすくするトレーニングでは以下の点に意識することが大切です。

・関節や筋肉への正確なアプローチ

・正しいフォームより自分に合った正しいフォーム

連携施設のMTX ACADEMYのPractice fieldでは、個人の固有感覚に着目し、関節への負担を下げ、筋出力を上げるメソッド“Power position connecting”を用いています。

力を正しく発揮できないとどうなるか

メリット|力を発揮する事の重要性|関節の痛みならMTXスポーツ・関節クリニック

例えば実力が『100』の選手と『90』の選手が対決するとします。
お互いが100%の力を出せた場合には『100』の力の選手が勝利するでしょう。
しかし『100』の力を持っている選手が85%の力しか発揮する術を持っていない場合『90』の力を持っている選手にも勝機が出てきます。

例えばかつて、男子100メートルでウサイン・ボルト氏が世界記録を更新していた頃、彼が出場する大会では、大きな番狂わせは起きませんでした。
それは、実力が『100』の選手が常に100%の力を出せていたことを意味しています。

だからこそ道具を使わないスポーツでは、自分自身の力を最大限発揮する術を身につけることが、非常に重要と言えます。

勝敗の結果とは別の観点ですが、力を発揮できない身体の使い方は、身体の動きに歪みが生じ、思わぬ負担をかけていることが多いです。
その結果、力を発揮できないだけでなく、怪我を負い満足な競技生活が送れなくなるといったケースも少なくありません。

当院、施設でのアプローチ

早期復帰|力を発揮する事の重要性|関節の痛みならMTXスポーツ・関節クリニック
練習効率|力を発揮する事の重要性|関節の痛みならMTXスポーツ・関節クリニック

MTXスポーツ・関節クリニックでは、身体の状態を様々な方法でチェックし、安心して全力で競技に取り組めるような医療を提供しており、施設との連携により競技者への以下の期待しています。

・練習効率のアップ

練習(トレーニング)負荷をかけながら限界まで行うのを理想としています。
しかし、負荷による痛みは怪我への不安になり、練習効率を下げる原因にもなるのです。そこで、適宜クリニックでの治療を併用することで練習による痛みを和らげることができ、練習効率を上げることが期待されます。

・怪我からの早期復帰

練習で怪我や故障というものは気を付けていても、起きることがあります。
その場合、当院では医師の診察にて負傷部位以外でのリハビリや手術以外の治療法の選択により競技へ早期復帰することができる可能性があります。

また、怪我をしてからではなくハードの練習やシーズン中のメンテナンスとして通院されるのも安心して、全力で力を発揮できる方法の1つです。

最後に

連携施設のMTX ACADEMYでは、Strength fieldでさらに筋力や基本的な体の使い方を習得することがきます。Practice fieldでは、Power position connectingを基に力の発揮の仕方を実践的に身につけることが可能です。さらにRecovery fieldで怪我を未然に防ぐためのリカバリーを受けることもできます。

医師・理学療法士とトレーナー陣が連携している当院ならではの特徴をぜひご体験ください。

記事監修

MTX ACADEMY Practice Field
チーフトレーナー 木村 匡宏


慶應義塾大学経済学部に入学、體育會野球部へ入部。
その後金融機関勤務を経て、上達屋パフォーマンスコーディネーターとして3万人以上をサポート。
子供からメジャーリーガーまで、スポーツ、教育、運動、ココロとカラダの健康を通じて、みんながイキイキと自分らしさを大切に、新しいチャレンジをサポートする。

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