2022.09.27
【連携施設】四ツ谷メディカル&テクノロジーセンターについて

当クリニックは、これまでアスリートの競技人生・身体的障害のある方の人生に長年向き合い、身体的な機能改善に取り組んできたMTXと提携し、医療と運動療法を組み合わせた複合施設型のクリニックです。
私たちが目指すのは、“寝たきりゼロの社会を作ること”そのためには、治療だけではなく、関節疾患にかからない身体をつくる予防への意識づけや習慣化です。
本コラムでは、連携施設として運動療法を担当する四ツ谷メディカル&テクノロジーセンター(ddrobotec®)についてご紹介します。
治療からトレーニング、予防まで幅広く対応可能
四ツ谷メディカル&テクノロジーセンター(ddrobotec®)は、当クリニックと同じビルの1階に入っている最新テクノロジーを使った運動施設です。2021年にオープンし、スイスで開発されたDDシステム、イタリアで開発されたD-WALLの2種類のトレーニングマシンを導入しています。DDシステムは日本国内に6台、D-WALLにおいては日本国内に1台しかなく、この施設以外では体験することが出来ません。
これらの最新機器を用いて、患者さんの怪我のリハビリだけではなく、運動のパフォーマンスアップや、怪我をするリスクが低いトレーニング、そして、高齢者の自立自走のサポートまで、それぞれの目的に合わせた幅広いトレーニングの提案が可能なのもこの施設の強みです。
運動機能や治療経過の数値化・見える化が可能に
患者さんの “良くなった”、“良くなっていない” といった主観的な感覚は、治療経過の評価に非常に重要です。しかしながら、この感覚は本人だけのものであり、医師は正確に評価できません。当院では医師の診察により疾患の状態を数値化し、それに基づき、再生医療と運動療法を組み合わせた治療計画を行います。数値化された目標に向かって、患者様と共に明確に治療経過を測りながら進めることで、目標達成へと着実に進め、“終わりの見える治療”を目指しています。
DDシステム
その数値化において非常に重要な役割を果たすのが、DDシステムです。DDシステムは10kg程度の軽い負荷から270kgの高負荷まで幅広くかけることができる一方で、運動機能の測定も行うことができるオールインワンマシンです。自身の筋力や、瞬発力、記憶力など様々な項目の測定指標があり、身体の特徴を知ってからトレーニングすることができます。
またDDシステムは、前十字靭帯損傷(ACL)や半月板損傷、変形性膝関節症などの治療後の脚のリハビリにも有効です。
D-WALL
D-WALLは、体のバランスを見える化できる機器です。トレーナーや理学療法士の方と一緒にモニターを見て重心と体幹を意識しながら運動をし、自分の得意分野、苦手分野を知りながら、マンツーマン体制で身体のバランスを整えていくことができます。
変形性膝関節症や前十字靭帯損傷(ACL)や半月板損傷などの怪我をされた方には、自分のトレーニングフォームを見直し、できるだけ怪我をしにくいトレーニングで復帰していく予防面でのサポートができることが、この機器の利点です。
当クリニックとの連携について
当クリニックでは、本施設との連携をすることで、患者様の治療のほか、スポーツチームのサポート契約をはじめ、チーム単位でのフィジカル検診やリハビリ、パフォーマンスアップも積極的に取り組んでいます。対応には、医師、理学療法士とトレーナーが話し合い、各個々に適したメニューを考えますのでリハビリやパフォーマンスアップを目指したいと思う方にもおすすめです。
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